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出版社が「新刊」が出るとどのように書店へ伝えると思いますか?その手段は大きく
6つ あります。
1、 営業マン。
2、 郵送DM。
3、 メルマガやインターネット。
4、 媒体などのマスメディア。
5、 取次が出している新刊情報。
6、 FaxDM。
具体的に説明しますと
1、営業マン・・・・・どんな会社でも、この営業がいなくなることは考えられないです。
しかし、全国書店数は約 17,500 件あります。もちろん主要書店
はまわると思いますが、一日 10 件回ったとしても 1ヵ月 220 件
程度です。他には電話、E-Mailなど使って各書店に伝えていき
ますが、動ける範囲は決まってきます。しかも、新刊の周期は
どこの出版社も早くなっていますので 1冊にどのくらいの時間を
かけられるでしょうか?
2、郵送DM ・・・・・ 非常に有効な宣伝方法です。郵送DMのメリットは
1、注文が簡単にできる。
2、複数枚送れる。
3、カラーが送れる。
4、クレームが少ない。といったことが考えれます。
しかし、昨今どこの出版社も大きな広告費や宣伝費をかけられないのが現状
です。この宣伝方法はコストが高くリスクがある方法です。費用は 1通 100
円~と言われていますので 1000件 に送っても 10 万円くらいかかります。
また、郵送DMの場合、開封率が低いという問題があります。ある書店さんが
言っていましたが郵送物は売るほどくるそうです。しかも空ける手間が出るの
で実際には封も開けないといったケースがあるそうです。あなたは郵送DMを
開封されますか?
3、メルマガやインターネット ・・・・・そもそも書店にパソコンがあるところはどうです
か?大型書店ならいざしらず毎日 200冊 もの
新刊が出ています。そして出版の数は出版年鑑に
よると 4,311社 あります。まして書店は忙しい
中、毎回メールやインターネットを見て置きたい
本を探しますでしょうか?
4、媒体などのマスメディア ・・・・・ 有効な販促手段ですが、基本的にこの販促方法
は「BtoC向き」いわゆる個人向きです。よって、
良い本があったとしても注文方法が面倒になり
ます。詳しくは次の項目でお話したいと思います。
5、 取次が出している新刊情報 ・・・・・取次が発行している「新刊案内」をまとめ
たものがあります。ただ、毎日約200冊もの
新刊が出るために「その本が売れるか?」と
いう判断が難しいです。
6、FaxDM・・・・・ではFaxDMの場合、先ず着眼率は約 100%と言われています。
インターネットやメールと違って見に行くという手間がないということ
や営業マンのように頼まれることやお付き合いで注文するといった
ケースがありません。書店自らが本を仕入れるのか判断が可能だ
ということです。 また、ある中型書店の店長が言ってましたが、注
文の構成比率の 7割 がFaxで頼むそうです。そして有効なのは
簡単に注文ができることにもあります。郵送と比較すると書店側
の紙代、トナー代、電気代を使うためクレームに対してはシビアに
扱うべき点がデメリットとなります。
また、郵送DMと同様、毎日大量のFaxDMが届くことが多いので
他の原稿と差別化をしないと「たくさんの中の一枚」になって数秒で
「ゴミ箱」に行くことになってしまうので原稿には特に注意が必要
です。
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