Tweet
出版取次とは、簡単に言うと本の問屋のことです。どのような役割を担っているかというと、出版社と書店の中間に位置します。書籍・雑誌などの出版物を出版社から仕入れ、書店に卸売りする販売会社になります。
日本中の出版社の本や雑誌は取次の倉庫に一度集められ、そこから全国の書店に運ばれます。取次があるお陰で、各出版社は自分の手で運ばずに済み、読者は近所の書店に置かれるわけです。
また、このシステムがあるためにベストセラー、ロングセラーにならない少量の出版物も大量出版物と同一基準の運賃コストで全国の書店に配送されるという出版社側が受けるメリットがあります。
2006年9月現在、日本出版取次協会に加盟している取次会社数は31社あります。日本で2大取次は、トーハン、日販で出版業界の売上7割のシェアを占めています。
それから、取次には2種類あります。ひとつが、総合取次です。総合取次とは、あらゆる分野の出版物を扱う取次のことです。トーハン、日販、大阪屋、栗田出版販売などのことです。
もうひとつが、専門取次です。専門取次とは、特定分野の出版物を扱う取次のことです。教科書や学参を扱う日教販や、理工書や医書を扱う西村書店、地図を扱う日本地図教販などがあります。
社団法人日本出版取次協会のサイトはコチラから
Copyright (C) 2003-2024 eパートナー All rights reserved.