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本の帯が読者の興味を引きベストセラーになったと言われる本があります。『世界の中心で、愛を叫ぶ(片山恭一著 小学館刊)』です。
この『世界の中心で、愛を叫ぶ』は300万部以上売れていますが、この本の帯には女優の柴崎コウさんが推薦文を書かれています。
内容は、「泣きながら、一気に読みました。私もこれからこんな恋愛をしてみたいなって思いました。」というものです。この帯を見て本を買った人が少なくないそうです。
この「泣きながら、一気に読みました。」ということが、本を買って読むと“時間を忘れて感動が味わえる”といったことにつながったという見かたができます。
こうしたPOPに目をつけたのが、小学館のマーケティング部。大きな書店ではなく、小さめの書店で着実に売れてることに気づいたのです。そこで、店独自のPOPを他店でも使ってもらうという型破りな作戦を考えたのです。
他には、「バカの壁(養老 孟司著 新潮社刊)」です。この帯には「『話せばわかる』なんて大ウソ!」という売り文句が、空前のベストセラーにつながったと指摘されています。
これは、多くの方が感じている「話せばわかる」という常識は実は違っているといったことで人の興味につながったといえる例です。
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