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[ 出版業界のトピックス ]

活字離れは40代に多い?

出版業界の新聞:新文化 2005年9月29日より

活字離れはむしろ40代の働き盛りに顕著。

サイバーエージェントはこのほど、同社の会員を対象に「本、読んでいますか?」と題して行ったアンケート調査をまとめ、「月に一冊以下」しか本を読まない人は年代が高くなるほど割合が高く、「十冊以上読む」人も若年層のほうが割合が高いという結果を発表した。

「一ヵ月に何冊を読みますか?」という設問については、全体では、

・0~1冊未満  39%
・1冊       16%
・2~3冊未満  25%
・4~5冊未満  10%
・6~9未満     3%
・10冊以上    7% という結果に。

これを年代で分けると、

・1冊以下   20代以下  51%
         30代      54%
         40代      58%
         50代      55%

・10冊以上は  20代以下  9%
          30代以下  8%
        40・50代以下  5%

同社では、「僅差ではあるが、よく聞かれる『若手の活字離れ』よりも、むしろ40代の働き盛りのほうが忙しくて本が読めないようだとしている。「また、本を買うときの決め手は?」という設問ついては、34歳以下、35歳以上ともジャンル、作家が上位だが、タイトルやカバーなどの「パッと見」で選ぶ人が20代で16%、50代で5%と差がある。さらに男女別で男性の過半数が「ジャンル」、女性の三人に一人が「作家」で選ぶ、という結果だった。回答数は2734人。