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藤原正彦 氏より

このページは、本や講演、セミナーなどから、教え学んだこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ転載しています。
      

・「会社は株主のもの」と論理されることが多いが、そこで働く従業員のものである。
 株主は値上がりによりキャピタルゲインを狙っているものであり、その会社には
 何の愛情も持たない人々です。一方、多くの日本企業の従業員はそこで長く
 働きますから、いつも会社のことを一生懸命やっています。

・世間一般では英語が重要だと言われるのがその前にやることがある。それは
 国語です。たくさんの本を読ませ、日本を歴史をや伝統文化を教え込む。活字
 文化を復活させ、読書文化を復活させる。それにより内容を作る。遠回りでも、
 これが国際人をつくるための最もよい方法です。

・自由と平等は両立しない
 アメリカのプライベートなゴルフ・クラブには女性会員を認めない所や、有色人種
 をほとんど入れない所が多くあります。これは、女性や有色人種から見れば
 不平等ですが、ゴルフ・クラブから見れば、組織する自由、趣向の自由、思想の
 自由です。

・情緒や形を育てる主力は読書なのです。
 
 
国家の品格  藤原 正彦 (著)より
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