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出版流通対策協議会(流対協)が全国書店会員社の新刊情報をFAXで配信している「FAX新刊選(号外含む)」が、利用する会員社も増え、好調となっている。昨年度はこれが大きく寄与したことで、同団体には100万円の利益が出たという。
「FAX新刊選」は2003年9月からスタートし昨年度は11号を発行、利用した出版社は、前年を大きく上回る99社・110件(うち会員外4社・6件となった。毎号約1600件(うち書店は約1570店)へ送信、年間の通信費合計は約55万円。
同団体の昨年度の売上げは380万円で、支出はこうした通信費を含め280万円となっている。流対協では、「書店データの精度の高さやタイムリーな配信が可能な点で好評を得ている。書店からの反応も良いので、新規開店した書店のデータを寄せてほしい」(事務局)としている。
また図書館向けに「図書館共同ダイレクト・メール」も発行しており、昨年度は公共図書館約1270館に4回発送、経費約68万円に対し、利用料収入が124万円になった。
2006年3月23日 新文化より
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