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人文書とは人文科学に属する種類の本であるとみなされてきた。すなわち、哲学・思想、宗教、心理、教育、社会、歴史の六つの大ジャンルに属する本が、「人文書」とされてきた。
この基本的な考え方はいまでもさほど変わらないが、問題はその内実である。時代潮流も社会環境も著しく変化しつづける現在にあっては、それに対応して学問も知識もそのありようをどんどん更新していかざるをえない。そうしなければ、その学問なり知識の存在理由が失われてしまう。
2006年5月11日 出版業界紙「新文化」よりより
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