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あふれる新刊、限りあるスペースの中で書店員がどんな書籍を置くのか「本の選び方」に関するアンケートを全国書店で実施、レポートをこのたび公開いたしました。
レポートでは、「たくさんの本がある中、なぜその本を選びましたか?」「その本は何がきっかけで選びましたか?」「本を注文する時と、注文しない時の違いは何ですか?」「その本は、どのように注文しますか?」「あなたのお店の新刊と既刊本の売上構成比率はどのくらいですか?」などについて紹介しています。
≪レポート内容≫
本を置く基準については「売れると思ったから」という現実派、「話題や旬の情報を伝えたいから」というオススメ派、「自分が読んでよかったから」という共感共有派の3つに大別された。
どんなきっかけで本を選んだかをまとめるとテレビや新聞の「メディア露出情報」や人からの紹介の「口コミ」、出版社から届く「ファックス案内」が三大要因。書店はその本が売れるかという現実的なことを望んでいることがよくわかる。
注文方法については次から次へと出る新刊の中、時間や手間をかけれない状況からその場で簡単に片付く方法である「電話」と「ファックス」が選ばれているようだ。そんな中、欲しい本が配本されないケースがあることから書店がインターネット書店で本を注文するといった回答も。
委託制度という販売形態のため出版社、取次、書店と「良書の普及」という目的は同じだが返本のリスクから、こんなすれ違いもあると言えそうだ。
≪回答と有効回答数≫
売れると思ったから : 86
話題のものだから : 79
読者にオススメできそう : 59
タイトルが面白そうだから : 31
その他 : 24
著者が有名だから : 23
出版社が有名だから : 2
*その他回答
自分が読んで面白かったから、旬のテーマ、好きな作家だから、直カン、著者が好き、当店の客層にあった内容だから、メディア展開など。
≪回答と有効回答数≫
テレビ : 56
人からの紹介(同僚、取次、お客様) : 47
出版社からのファックス案内 : 45
新聞 : 43
取次からの冊子 : 33
インターネット : 27
その他 : 19
雑誌 : 16
出版社からの郵送案内 : 10
出版社営業からの勧め : 9
メール : 2
ラジオ : 1
電車の中吊り : 0
*その他回答
お客様に良く聞かれる本、他書店の店頭で、直カン、レジにいて、売れ行きがよかったのでなど。
≪回答と有効回答数≫
売れると思ったから : 116
話題のものだから : 82
読者にオススメできそうだから : 55
その他 : 16
タイトルが面白そうだから : 15
著者が有名だから : 12
出版社が有名だから : 10
*その他回答
映画・TVドラマの原作本だからとお客様に何回も聞かされた、買い切りでないか・買い切りなのか、各メディアの取り上げ方と頻度、内容が面白そうかどうか、表紙、出版社が有名・無名にこだわらず、揃えたい版元は決めているなど。
≪回答と有効回答数≫
出版社へ電話 : 125
出版社へファックス : 86
取次へ : 55
版元のホームページ : 22
その他 : 10
*その他回答
BOOKライナー、e-hon、ありとあらゆる手で注文、イーホン、ケースバイケース、出版社さん来店時、他店へ、ネット、ハンディーターミナル、本屋タウン、まさに様々。でないと入らない、店売、メトロシステムなど。
新刊(%) 既刊(%)
34.98% 64.93%
回答数 : 279店
データ出典/eパートナーが全国書店にファックスにて調査
調査期間 : 2006.5.13~5.20
総回答数 : 301店
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