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きむらゆういちの「ミリオンセラーのつくり方」
売れるものと売れないものとの差はほんのちょっとの違いだ
木村 裕一著より
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・メモをするという行為は、そのネタを心の引き出しにしまう行為でもある。
メモしたことで、心の記憶として残るのだ。
・なぜ大人は子どもに「ためになる本だから読みなさい」というのだろうか。
子どもだってうんざりだろう。大人が夢中になっておもしろがって読んでいるを、
子どもが「何読んでいるの?」って聞く。そこで大人が「読む?」って返すくらいが、
子どもに読書を薦める理想的な方法だ。
・毎年その月の本を出荷するにあたり、季節商品を本に取り入れると書いている。
クリスマス絵本は返本されても、また12月になると出荷できる。ならば、十二ヶ月
分の季節絵本を作ってしまえば、毎年その月の本を出荷できる。
これなら、営業力の弱い出版社でもロングセラーのシリーズが生まれる。
・次々に浮かんでくる言葉を、折り込みチラシの裏に書きとめておく。こういうときには、
手近にある紙がいい。原稿用紙なんかを用意すると、いきなりかしこまって、
言葉がでなってしまうことがあるからだ。たとえ、原稿用紙であっても裏面に書く。
・重要なのは「裏側にあるセリフ」
僕は作品を書くときに、一番肝心なことは書かないほうがいいのではないかと
思っている。というのは、説明文じゃないから、わからせるのではなく、思わせる
のが大切なんです。世界を思わせる。心で思わないと何も伝わらない。
・何かを始める時に、やたらと準備に時間をかけて、なかなか取りかかれないことが
ある。しかし、塀を高くしているのは自分なのだ。一歩を踏み出さなければ何も
起こらない。具体的に行動する。
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