吉田忠雄 氏より　（YKK）

このページは、本や講演、セミナーなどから、教え学んだこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ転載しています。
　　　　　　

・金儲けとは、安いときに買って高く売るではいけません。それは人類に罪悪です。もっと労働をし対価もらうのが金儲けです。

・1万円札が豊かではない。清らかな水が溢れ出てくるのが豊かなんです。

・モノづくりこそ豊かさの源

・お客様に多種多様なニーズがある。それは、やわらかいもの、かたいもの、小さいもの、見えるもの、見えないものだったりとある。

そこで経営者は、生産を効率的にするため「万能のものを」と考えるが、これではうまくいかない。つまり、使う人の用途に合わせるものが良い商品なのである。
　　　　　
　　　　　　　
ザ・メッセージ　～今蘇る日本のDNA～　のＤＶＤ本編より

鉄鋼王アンドリュー・カーネギーの言葉を元に作ったとして知られるYKKの経営理念「善の巡環」について、創業者の吉田忠雄氏自身が解説しています。消費者とメーカーの関係のあり方、多品種生産を可能にした生産管理術、海外進出の勘所、人材育成法。吉田忠雄氏の説く経営理論には、モノ作り企業が修得すべきエッセンスがたくさん詰まっています。　
　
　
YKKの創業者、吉田忠雄氏。ファスナー事業で圧倒的シェアを持つ。グループは世界７０カ国、１２３あります。（※２００６年現在。）国内のシェアは９５％、世界でも４５％ある国際企業です。

大きくファスナーには３つの分類に分かれます。樹脂ファスナー、金属ファスナー、ビスロンファスナーです。そして、さらにここに色が入るので凄まじい種類のファスナーとなるわけです。

そんなYKKには、ある企業精神があります。それは、「善之巡環」。つまり、「他人の利益を図らず自らの繁栄はない。」というものです。