Tweet
全国の書店で経常利益率、ダントツのナンバー1がヴィレッジヴァンガード。書店でありながら雑貨が7割を占める。
このお店の魅力はなんといってもPOPだ。例えば、ポテトチップスには、こんなコピー文が書かれている。「世界一高いポテトチップス 490円!」「無人島に持って行きたいポテチ 4年連続1位!」つまり、POPがとてもユニークである。
通常書店では、本は本、文具は文具と陳列するが、このお店では本の隣りに雑貨が並んでいる。この発想は、連想ゲームのように商品をならべているからだ。どんなふうに並んでいるかというと、
ポルシェの本があれば、
↓
フェルディナンド・ポルシェ博士(ポルシェの生みの親)の自伝本を隣りにならべ
↓
隣りには、ジェームズ・ディーンの本をならべる。(最後に事故死した際に乗っていた車がポルシェ)
ジェームズ・ディーンといえば、その時代を表した俳優として
↓
マリリン・モンローの本をならべる
といった具合で陳列する。すると、これを見た人は強烈に共感、共鳴をするのである。その共感がついでに商品を買っていく。この商品陳列は他店で売れているのではなく、店員が新しく見つけてくるのである。
Copyright (C) 2003-2024 eパートナー All rights reserved.