出版社でも、すでにFAX DMを利用してるケースがあります。ですので、出版されるときにどのような広告手段をされるか確認されることをお勧めします。これは、出版社に広告を任せるのではなく一緒にやりたいとうことで勧めると良いと思います。
例えば、編集の方の相談されると気持ちの良い返事が返ってくるが、営業のひとに相談するとどうかというと、また違った返事が返ってくるケースがあります。
これは、何の販売戦略もないところもありますが、基本的には営業には販売戦略が存在するからです。また、営業という立場から自分で売るということを常に意識を持っていますのでこのような相談をすると嫌がれるケースもあるかもしれません。
また、基本的に書店向けFAX DMを行う場合で注文返信先Faxは出版社になります。もちろん、ご自身のFaxでも良いかと思いますが書店から見れば販売元である出版社へ注文するのが通常の方法になり、その際に出るクレームについての懸念もあると思います。
ですので、FAX DMに関わらず書店向けにプロモーションを行う場合、出版社に相談されることをお勧めします。
では、実際にどのように依頼するかご説明いたします。
出版社が気にするところは、大きく3つです。
特に書店からのクレームを気にします。私もFAX DMをよく利用するだけに何度も大きなクレームを受けたことがあり非常にナーバスになるところです。郵送DMの場合はほとんどありませんがFaxの場合受取側の紙代、電気代、トナー代を使っての広告になるため受信側にメリットのない情報の場合でしかも、何度もくるものはきついクレームがくることがあります。
過去、弊社で出版社に出したサンプルを次に出しますので参考にして見て下さい。
版元が、このFAX DMをする際に、気にする点は2つです。
1つめは、統廃合からくるクレームです。2005年度は900店の書店が無くなりました。日にすると2.4店が無くなっているのです。この現状から出版社の営業ですらメンテナンスが難しいのです。
なぜなら、出版社もこの書店の統廃合だけを追っかけているわけではないのです。つまり、管理したくてもできない現状があるのです。しかも、全国の書店数は16000店もあるのです。
ですので、書店向けにFAX DMをする場合、本当に管理が行き届いた書店名簿を持っているかを気にします。
そして、2つ目が「返本」です。委託販売が通常のこの出版業界。売れなければ出版社に返本できるのです。そうなると、書店さんが「売れる!」、「売れそう!」と思っても実際には売れないといったことが多くあるのが現状なのです。
つまり、書店向けにFAX DMをして注文が多くきたけど半年後には返本もたくさん来たでは、一番大変なのが出版社なのです。すなわち、着実に部数を伸ばしたいと考える版元も少なくないのです。
多くの方が、ベストセラーやロングセラーは何かのきっかけで一度に売れたと感じますが、実は少しづつの露出を重ねた「小さな積み重ね」であることが多いのです。
ですので、流通である書店に本を置いてもらいたいだけでなく、その後の読者向けの戦略も重要となるわけです。
この辺りも含めて出版社の方と相談されることオススメいたします。大切なことは、版元に任せるのでなく売るための行動を一緒にするということです。あくまで書店向けFAX DMは、その手段のひとつでしかありません。
Copyright (C) 2003-2024 eパートナー All rights reserved.