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世界で最も活躍するアコーディオン奏者に贈られるイタリアの 「ボーチェ・ドーロ」賞に、日本のcoba(本名:小林靖宏氏)が受賞された。東洋人では初の快挙。
前年にも事務局から表彰の打診があったが断っている。その理由には、「まだ、現役で走っている真っ最中だし、大御所になるなんてまっぴら。それが嫌で異端児の道を選んだのだから、受賞したら自己否定になる。」
すると、翌年には「あなたがやっていることはアコーディオンではなく、すでにそれを超えている。アコーディオンのイメージを壊してほしいから表彰したい」とのこと。アコーディオンの権威が「革命」を応援するわけですから驚きだったそうです。
「古くさいアコーディオンのイメージを変えたい。」幼少期の夢が出発点。人からアコーディオンをやっているというと、笑われた。それが「いつか見返したい」という悔しさがバネになった。
あきらめずに続けたらこそ達成できた夢ではないでしょうか。cobaさんの夢はまだまだこれから。
日本経済新聞 2006年12月11日 ひと・総合より
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