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田口久美子氏より (ジュンク堂池袋本店 副店長)

このページは、本や講演、セミナーなどから、教え学んだこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ転載しています。
      

・業界に入ったころ、書店員の仕事の基本は大きく3つに分かれていた。接客、販売(レジ業務)、本の棚入れ・整理・返品・発注であった。

本に挟まれているスリップを抜き取り、あとで一枚一枚点検するのが楽しみだった。売れている本がわかったり、こんな本のイベントをやろうかなど発注にいそしんだ。

・書店員は朝日新聞の書評をよく見ている。

・客注のメリットは、お客さんがもう一度来店してくれる。そして他の本も買ってくれる可能性がある。

・十二月から一月にかけての「なにか追われている」ような皮膚感覚はまだ健在だ。年末年始には取次や出版社が休業し、本の出荷が止まるため、在庫の持ち方に過敏になるためだ。

・年末にはその年に売れた書籍再び売れる。その年に売れたランキングが発表されたりするからです。

・棚作りで一番重要なことは、まず自分が楽しむこと、でもひとりよがりにならないこと、情報を仕入れること、毎日新聞を読んで世の中の動きについていくようにすること。

・芸術書の棚は、美術、工芸、デザイン、音楽、写真、映画、演劇、芸能などにわかれる。

・自己啓発書は簡単にいれば「ビジネスで成功するための参考書」である。

・ビジネス書に関して、各出版社に声を大にして申し上げたいのは、B5版(週刊誌くらいの大きな)はよくない。面をはずして差しになったB5版のビジネス書を見て書店員は困るから。

・コミックのお客さんは、他の売場に行かない。

・午前中は来店客は少ないが電話の問合せが多い。


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