Tweet [ 出版業界について ]

取り寄せ本の納期についての課題

書店に来たお客が、欲しい本の在庫がなく取り寄せをします。そして、書店は出版社に注文書を出します。しかし、二週間が過ぎても入荷しない。こんなことが、よくこの業界にはあります。

書店が納期の確認をすると、出版社は受注後に即搬入したと言い、取次はどこにもその客注品は見つからないといったことがあります。

注文が入っていないのか、遅いだけなのか、待っていれば届くのか、それすら不明な状態なのです。つまり、何日で届くのかわからないのです。また、散々待たせておいて入荷されないこともあります。

こんな状態でお客にお詫びし、取り寄せのキャンセル依頼を受けます。そんな頃に、入荷されたりすることも。

頼んだ読者としても、いち早く読みたいし、書店も早く入荷してお客に渡したいものです。そもそも興味を持ったものが時間がたつにつれて、どうでもよくなるものです。頼んだときはあれだけ楽しみにしていたのに。

こんな読者や書店のためにも、早急な改善が必要です。