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昨今の図書館は、書籍購入費が毎年減少傾向にあります(※1)。そんな中、利用者の満足度を高めるため、新しいサービスを実施する図書館が増えてきました。
例えば、専門職員が起業相談に応じたり、セミナーの場所に関連書籍を出前をしたり、会社員のために夜10時まで開館したり、郷土史料を保存収集したりと地域や住民にとって役に立つサービスが生まれてきています。
この活動には、文部科学省が18年3月に「これからの図書館像」を全国図書館に配布した結果とも言えます。それによると、これからの図書館サービスに求められる新たな視点として9項目を挙げています。
●これからの図書館サービスに求められる新たな視点(※2)
1、図書館活動の意義の理解促進
2、レファレンスサービスの充実と利用促進
3、課題解決支援機能の充実
4、紙媒体と電子媒体の組合せによるハイブリッド図書館の整備
5、多様な資料の提供
6、児童・青少年サービスの充実
7、他の図書館や関係機関との連携・協力
図書館間の連携・協力
行政部局、各種団体・機関との連携・協力
8、学校との連携・協力
9、著作権制度の理解と配慮
利用者としては、図書館同士が切磋琢磨して、これらのサービスがより普及することを願います。
※1、日本図書館協会によると、1館当たりの資料購入費は約1000万円。
ピーク時の1993年より約600万円も減少。
※2、文部科学省のサイトより転載
文部科学省の「これからの図書館像」のホームページはコチラから
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