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光文社の社長を勤め、カッパ・ブックス、かんき出版の創始者であり、出版業界の第一人者である方に神吉晴夫氏がいます。神吉氏は、ベストセラーについて十の作法があるといいます。それをご紹介します。
1、読者層の核心を二十歳前後に置く。
2、読者の心理や感情のどういう面を刺激するか。
3、テーマが時宜(じぎ)を得ているということ。
4、作品とテーマが、はっきりしていること。
5、作品が新鮮であること。テーマはもちろん、文体、造本にいたるまで、「この世でははじめてお目にかかった」という新鮮な驚きや感動を読書に与えるものでなくてはならない。
6、文章が、“読者の言葉”であること。
7、芸術よりもモラルが大切であること。
8、読者は正義を好むということ。
9、著者は、読者より一段高い人間ではないこと。
10、ベストセラーの出版に当たっては、編集者はあくまでプロデューサー(企画製作者)の立場に立たなければいけない。“先生”の原稿を押し頂いてくるだけではダメである。
※「それでも本は出す!」 より
塩沢実信 著
\1,570(税込)
メディアパル 刊
1995年3月初版
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