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書籍販売の採算点

講談社で「少年マガジン」、「現代」、「週刊現代」を経て書籍編集部に転じ、ノンフィクションや歴史書、ビジュアル書の編集を行ってきた編集者、関山一郎氏がいます。

関山一郎氏は、「書籍販売の採算点について」以下のように述べています。

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初版部数の八〇パーセントの実売で採算が取れることが基本的な合意になっています。編集にとっても、部数が多いほうが望ましいのは当然です。その本の総売上高のなかから販売、宣伝費が配分されるので、パイが大きいほうが新聞宣伝のスペースは大きくなるし、書店の平台に平積みしてもらうこともできます。(中略)初版部数が多いことは、評価が高いということですから、著者と編集者にとって大きな喜びです。

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