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書店員は、これから刊行される本の情報を欲しがっています。理由は、自店のお客様にあった本を仕入れたいからです。具体的には、どんなタイトルで、内容は誰に向けて書かれているか、そして書いている著者は?価格帯、売れそうか、などなど。
しかし、実際にはこれらの情報を出版社が多く効率的に伝える手段が少ないのが現状です。理由は、書店は全国幅広くあり1件1件伝えたくても伝えられない状況だからです。
具体的な数字を申し上げると、全国の出版社数は4,107社(2007年3月現在)。そして、3,170件が東京にあります。つまり、約8割もの出版社が東京に集中していることになります。
そして、全国の書店数は16,785件あります。もちろん、東京に多いですが、出版社ほど東京に集中していません。(東京の書店数は1,939件。全体の12%のシェア。)
そして、逆に出版社は書店での購買履歴やお客様の動き、同ジャンル本の動向などの刊行後の情報を欲しがっています。
これは立場の違いから起こるものです。
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