このページは、セミナーから、教え学んだこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ転載しています。
・公共広告は、その世界で活躍するクリエーターが集まって作られている。その集まった表現力を見て欲しい。
・ナレーションがないほうが記憶に残る。つまり、伝わる。
・世界の公共広告に日本の作品は少ない。通常の企業広告は、日本、アメリカは多い。
・今のクリエーター達は大変。タレントが大半でしかも表現が難しい。特に、何かを踏み越えたいというときには、ある程度の批判も出る。
~「世界の公共広告」の映像を見ながら杉山恒太郎氏がコメント~
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・イギリスの公共広告 OPTICIANS FEDERATION 「目の検査を受けましょう。」から
中年の男性が、バス停でバスを待っている。バスらしきものがくるが目を細めている。取りあえず乗り込むが、実は、乗り込んだものは消防車だった。
だから、「目の検査を受けましょう」という公共広告。
・シンガポールの公共広告 SINGAPORE TRAFFIC POLICE (ANTI DRINK DRIVING) 「いっぱいお酒を飲む毎に、判断力は鈍ってきます。」より
高速道路で運転をしています。お酒を飲んだグラスが目の前におかれ、視野がぼやけて見えます。そして、さらにもうひとつのグラスが重ねておかれ、さらにまた別のグラスが置かれ、前面の視野はボケて何がなんだかわかりません。最終的に急ブレーキからクラクションが鳴り止まないところでCMは終わります。
だから、「いっぱいお酒を飲む毎に、判断力は鈍ってきます。」いう公共広告。
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「広告クリエーター=表現者」であるといった印象を強く感じました。
※杉山恒太郎 氏とは
テレビCMで大ヒットした「ピッカピカの1年生」「セブンイレブンいい気分」、サントリーローヤル「ランボー」、公共広告「ウォーターマン」などの制作者。また、カンヌ国際広告映画祭銀賞を始め、数々の国際広告賞を受賞している世界で活躍する広告クリエーター。
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・消費者の心に何らかの価値変容を起こさないものを広告とは呼ばない
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ここからは、書籍「ホリスティック・コミュニケーション」から、教え学んだこと、共感したこと、気づいたことなどを引用しています。
・メディアのためのクリエイティブから、クリエイティブがメディアを作ることへ移行
・実際のコミィニケーションは、言葉だけではニュアンスは伝わらないということがとても多い。
●ホリスティック・コミュニケーション より
杉山 恒太郎 著
秋山 隆平 著
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宣伝会議 (2004年1月初版)
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ここからは、書籍「ジャパン・プレゼンテーション」から、教え学んだこと、共感したこと、気づいたことなどを引用しています。
・僕が一番好きなのは、公園のゴミ箱を使ったブラジルのキャンペーンです。「公園のよくある一本足のゴミ箱の後ろに、横長のグリーンのボードを立て、その中央に白いラインで横長の長方形が描かれている。
すると、ゴミ箱をバスケットはバスケトボールのナスケットにある。そしてその真ん中、つまりバスケットの真上にナイキのスウォッシュマークが入っている。」
・ニュジーランドのあるキャンペーンでは、ラクビーのシタジアムでの場内アナウンスを使ったものがありました。
「ハーフタイムの休憩時間に『○○さん、お子さんが生まれますよ、おめでとうございます。でも連絡先がわかりません。それはあなたがイエローページに載っていないからですよ』というアナウンスが流れる。
イエローページに載っていないと、何かあったときに連絡がつかないですよ、ちゃんと載せましょう」スタジアムの場内アナウンスですらメディアになる、というものすごいアイデアです。
・広告で世界と戦うための三つのキーワード
ビジュアルランゲージ
コンテキスト(文脈)
パッション
・膨大な数の世界のCMを見てわかったことは、広告は「伝統芸であり職人芸である」ということです。
・人間の体七〇パーセントは水です。あなたが汚した水は、いつかあなたを汚すことになります。
・人は意識し言葉にできる心の動きよりも、気づかない無意識な心の動きに強く依存している。
・ボブの作った国際宅急便サービスのDHLのCMは一九九一年のカンヌの金賞を手にしました。そのCMの内容はこんなふうです。
「DHLではプッシュホンだkで荷物が送れるようになったというニュースを聞いて電話の上に乗っかっているセキセイインコが自ら歩き回ってプッシュホンを押し、大の苦手な猫をアフリカに送ってしまう・・・・」
・アイデアとは思い出すこと
・作ることより、伝えること
・人間は他人の目を通してしか自己確認できません。
・今の時代、何が面白いか。常にそれを感知するアンテナを磨くためには、先入観とか偏見とか持たないこと
・リアリストでありながら、表現者としての独自性やジャーナリズムの視点を保つのはとてもタフなことだけれど、だからこそ広告はスリリングで面白い仕事なのだと僕は思っています。
●ジャパン・プレゼンテーション より
杉山 恒太郎 著
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