このページは、「書籍販売の手引」から、教え学んだこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ転載しています。
・書店が売るものは、情報であり、霊感であり、人とのかかわりあいである。
・書店を開きたいと思っていたら、まず最初になにをするべきだろうか?アメリカ書籍商組合(ABA)に入会し、会員に配布している書店経営のマニュアルやブックリストを入手する。
・顧客の買い方から見て売り場を三つにわけることからスタートする。三つのわけ方とは、衝動買い、便利買い、要求買いの三種類である。
・書店にとって基礎的なストックやベストセラーや特別注文を切り捨てるということは、考えられないようなことである。
・販売記録を売れるたびに作製し、それが各書籍の販売の歴史を作っていく。
・書店のなかには、よく売れる本、二十五冊くらいの書名を書いたリストを作って、かならず在庫しておくようにしている店もある。
・書店経営者は、細かな実務がいかに商売ということに密接に関係しているかを知らなければならない。
・書店で成功を収めるための重要なリストがある。(中略)
一、健全な経営
二、健全な仕入れと商売
三、健全な在庫調整
四、店の場所
五、幅広い在庫商品
六、顧客へのサービスとスタッフの力量
七、店のイメージ、雰囲気、内装ほか
・あなたの地域の人口、収入、教育水準などをよく調べる(とくに場所を選ぶときに必要)
・映画とのタイアップ本に注目する
・出版社の営業マンは、自分の商品を率直な態度で示し、売りすぎの罪をおかさぬ職業的な責任感をもっているだろうか?
・参考書の売り方は二つの方法がある。一つは、ある種類のものをシーズンに応じて売ることあり、もう一つは、年間を通して売る方法である。
・参考書がいちばんよく売れるのは、クリスマス前である。
・児童書をうまく売る人は、よい本をよい子供にわたすという満足と楽しみによって酬われる。
・本の嫌いな子供に、どうやって本をすすめたらいいでしょうか?
(中略)子供が関心を持っている事柄を聞き、その分野であまり難しくないものをすすめる。
あるいは、ギネスブックとか、文章の簡単な本、あまりページの多くない、絵のたくさんのっている本などがよい。
・専門店化は競争に勝ちぬくためのよい手段であり、時間とエネレギーと投資、スペシャリストの成長があれば、どんどん膨らませていくことができる。
・書店の副業
文房具、ポスター、おもちゃ、ゲーム、パズル、ブックエンド
・広告のつくり方の秘訣
読者の関心をひく。主見出しが関心をひかないと、だれもそれ以下の広告文を読んではくれない。
・ベイシック・ブックリスト(基礎的な本のリスト)
・リスクを負った者のみが真の販売情熱を抱くもの
※「書籍販売の手引」 より
米国書店組合連合会 編集
豊島宗七 翻訳
日貿出版社 (1982年11月初版)
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