このページは、書籍「読書術」から、教え学んだこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ転載しています。
・本を読むということは、活字を通していくらかの想像力を働かせ、私たちの身のまわりの世界から、多かれ少なかれ違う別のもう一つの世界へはいっていくことです。
・アメリカのはや読み法の目的は、主として実生活のうえで能率をあげることにあるようです。
・とばし読みの秘訣
まず目次を読む。それから序論と結論を注意深く読んで、およそその内容をつかみ、中間の各章をかけ足で通り抜ける。
・一冊ではなく、同時に数冊読む
・作家の杉浦明平さん(一九一三)は、月に一万ページを読むのを原則にしている、ということをうわさで聞いたことがあります。
・はやく読むほうが理解力も高まる(中略)そのもっともよい例は芝居の脚本です。芝居の上映時間は二時間です。
・真実を見抜く法
新聞、雑誌のなかであなたがよく知らないことを読むのではなく、もっともよく知っている事柄についての記事を、注意深く読むということです。
・活字を通して事実を求めようという態度で新聞を読むのと、活字であるから事実に違いないという前提で新聞を読むのとでは、読むほうの側の態度に大きな違いがあり、読むことによって得られる影響や、知識の性質や、その結果つくられる意見の質にも違いが出てくるだろう思います。
・わからない本は読まないこと
・誰でも、望めば昼となく夜となく好きな本を読むことができるでしょう。こんな便利な娯楽はめったにありません。
・こんなに安くて便利な愉しみを知らぬ人がいるとすれば、その気の毒な人に同情しなければなりません。
●書籍「読書術」より
加藤 周一 著
\ 945 (税込)
岩波書店 (2000年11月初版)
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