このページは、書籍「IKEA超巨大小売業、成功の秘訣」から、教え学んだこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ転載しています。
・平らな包装(フラットパック)で運送費を節約するだけではなかった。さしあたって重要なのは、こうすることで運送時に起こる家具に痛みが軽減できることだった。
・イケアの成功の秘訣は、一言でいえば大量生産だった。
・株式を上場すると売り上げや利益の公開を義務づけられ、経営者は株主の圧力を受けることにある。
・イケアを、誰の手の出せない会社、彼自身ですら手の出せない会社にしようと決心した。(中略)弁護士たちはカンプラードに、オランダに財団を設立し、それにイケアを組み入れることを勧めた。
・彼は根っからの商売人だ。この商品がいいとかだめとか、みんなで話し合いながらチェックするのがたまらなく好きなのである。
・2006年版のカタログは全世界で1億6000万部が発行された。
・わたしたちは形の美しい機能性に富んだ家具、インテリア商品を、できるかぎり多くの人々が購入できる手ごろな価格で、品数豊富に提供したいのである。
・使い捨ての商品は作ってはならない。買ったときのよろこびがいつまでも残るようなものでなければならない。
・イケアの成功要因の一つとして、メーカーの選別があげられる。イケアは、これまで一度も家具を製造したことがないメーカーとあえて提携してきた。異業種ならではの独自の製造ノウハウを獲得するのがねらいである。
・イケアの商品にはすべて北米系の名前がついている。(中略)たとえば、KLIPPAN(クリッパン)、BARKABY(バルカビイ)など
・イケアのカタログは最も重要な市場開拓の武器であり、最も効果的な宣伝道具である。
・販売価格の五分の三は生産にあて、五分の一は税金として支払い、残りの五分の一をイケアが取るのである。
・カンプラードにとって企業とは、利益のみを追求する経済組織ではなく、何よりもまず生活共同体であり価値を共有する場所である。
・規則なしでは企業は運営できないが、規則は単純なものでなければならない。
・株式上場せず
・五五カ国で生産
・成功の理由を簡単にいうと、デザインが卓越していること、世界中から仕入れていること、そして商品と原材料がよどみなく流れていることにある。
・かつてアメリカの鉄道王ヴァンダービルドが自分の墓碑銘に次のように刻ませたのと同じように考えている。「自分より優れた人間を雇う度量を持った男ここに眠る」
●書籍「IKEA超巨大小売業、成功の秘訣」 より
リュディガー・ユングブルート 著
瀬野 文教 翻訳
\1,890(税込)
日本経済新聞出版社 (2007年2月初版)
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