このページは、書籍「自然農法」から、教え学んだこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ転載しています。
・「自然農法」の骨格は、(一)無耕起、(二)無化学肥料、(三)無農薬、(四)無除草の四つである
・ふつうの科学者は「ああするとよい、こうするとよい」という方向で研究を進める。(中略)私はといえば、「一切無用」の立場から「ああしなくてもよい、こうしなくてもよい」とムダを技術、費用と労力を切りすててきた。
・自然の営みを細かく見てゆけば限りがなく、それらが複雑に作用し合って、全体として流転してゆく。
・自然に反し、自然から遠ざかったものは、人間の知らないところで不完全性を増大しているものである。
・(一)化学肥料は、土壌が死滅したとき有効である。
(二)農薬は、作物は不完全なとき有効である
(三)農機具は、広面積の所で急ぐときだけ有効である。
・機械化は有害無益なのである。
・自然は一個の有機的生命体で、本来分割できないものであった。
・自然はつねにバランスをとり、均衡を保っていこうとする性質がある。
・各要素を分解し、部分的、専門的研究の度が進められていけばいくほど、その部分は完全なものに近づくようにみえて、全体からは遠ざかるため、かえって不完全性を増大する結果に陥る
・自然農法の四大原則
(一)無耕転 (不耕起)
(二)無肥料
(三)無除草
(四)無農薬
・技術者は作物を育てるもの、肥料を施して作るものとの前提に立っている
・雑草をのぞこうとするよりも、雑草の存在する意味を深く考えるべきであろう。
・真理は一定不変不動であるが、人心はつねに変転して常住しないため、時と場合で時代の流れのままに見方を変えてゆかざるをえない。
・自然農法では、結論である自然形にしておけばすべては解決される。ところが、どうしておれば自然形になるかが問題なのである。
・もっとも大切なことは、自然食も自然農法も自然人でなければ達成できないということである。三位一体であり、三者は同時に出発し、同時に達成されるものであり、すべての理想の人間を造るためのものであるということを忘れてはならない。
●書籍「自然農法」より
福岡 正信 著
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時事通信社 (1976年12月初版)
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