マスコミ向けFAXDMとは、ファックスを通じて各テレビ局や新聞社、雑誌社にプレスリリースをFAX送信することです。
プレスリリースとは、企業や行政などがマスコミに向けて発表する声明や資料のことになります。具体的には、企業の新製品・新サービスの情報などを、各媒体に向けて発表するものを書いて送ることになります。
基本は、A4一枚にまとめて書くのが原則です。実際に書く、A4一枚のプレスリリースのつくり方ですが、以下の4つの構成にすることをオススメします。
1)キャッチコピーをつける。
長すぎず短くすることがコツです。記者が興味を持つインパクトある表題力が必要です。例えば、世界初、業界初、もっとも、などです。
2)要約を3~4行程度でまとめる。
キャッチコピーに対して、「誰が」、「いつ」、「何をどうした」を取り込み簡潔に書きます。特に、何がニュースなのか差別化がポイントです。
3)キャッチコピーに対しての詳細を書く。
---- 基本校正 5W1H + 2H -----------------
Who : 誰が
When : いつ
Where : どこで
What : 何を
Why : なぜ
How : どのように
+
How much : 価格は? 売上げは?
How many : 数量は?
How long : いつから? いつまでに? です。
4)会社概要、もしくは略歴を書く。
設立年、業務内容、資本金・年商・従業員数そしてどんな会社かなどを簡潔に。社長の経歴もあっても良いです。特に、独特の生き方、ユニークな経歴やおもしろい趣味などがあれば書いてあると良いです。
記事を読む読者は、その業界のことに詳しくない可能性が高いです。ですので、業界で使われる専門用語を使わないように書くことが必須です。もし難しい用語を使わざるを得ないときは解説をつけると良いです。
また、書かれる際には、以下を取り入れるように書くと良いです。
1、社会性
2、公共性
3、話題性
それから、、プレスリリースの切り口には大きく4つあります。
1、プレゼントパブリシティ
・・・読者プレゼントに商品を提供する。
2、アンケート結果のプレスリリース
・・・その商品にまつわることをアンケートにとり、その結果を記事として書く方法です。
3、アイデア募集のプレスリリース
・・・商品名の募集や商品の使い方、モニター募集、商品にまつわる川柳、詩、短歌、俳句の募集、心に残った言葉などを募集する方法です。
4、イベントのプレスリリース
・・・読者や視聴者が参加できるもの、社会が関心あることのイベントを企画するということです。
特に、本の場合は、1の「プレゼントパブリシティ」がオススメの手法です。
これらプレスリリースの内容には、
1、おもしろい
2、新しい
3、変わっている
といった要素が加わえないと記事になる可能性は低くなります。逆にいえば、この3要素があればあるほど記者は興味を持ちます。
このプレスリリース作成で一番大切なところは「キャッチコピー」です。この点が魅力あるものでないと読まれません。
そこで、どのようなものを考えれば良いかですが、以下の書籍を参考にすると良い案が出ます。
----書籍「マスコミが思わず取り上げたくなるプレスリリースのつくり方・使い方」より-----
・ マスコミの注目を集めるタイトルを10例
1、○○○○が人気
2、○○○○の秘訣
3、○○○○最前線
4、○○○○の傾向と対策
5、○○○○とのつきあい方
6、○○○○の選び方
7、○○○○の使い方
8、○○○○の見分け方
9、○○○○を見直す
10、○○○○の生活と意見
書籍「マスコミが思わず取り上げたくなるプレスリリースのつくり方・使い方」より抜粋
蓮香 尚文 著
日本実業出版社 刊
¥1,890 (税込)
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この本は、注目されるリリースの書き方からリリースに載せる「ニュース」の見つけ方などが紹介されているオススメ書籍です。
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