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新聞社系の週刊誌は、「週刊朝日」、「サンデー毎日」、「読売ウイークリー」、「AERA」、などがあります。出版社系の週刊誌は、「週刊新潮」、「週刊現代」、「週刊文春」、「週刊大衆」などです。
2007年の発行部数を見ると、新聞社系列は6,486万冊、出版社系列は2億1,462万冊と、出版社系の週刊誌のほうが販売部数が大きいことがわかります。
しかし、歴史があるのは「新聞社系」の週刊誌です。
当時、出版社には週刊誌はできないと言うのは一般の常識でした。その理由は3つです。
1、新聞社の記者と違って出版社の編集者には自分で取材して記事にするといった作業ができない。
2、出版社は新聞社のような支局、通信部といった通信網がないことから、情報源には限界がある。
3、新聞社のように独自の販売網がない。
そんな状況の中で、出版社系列の週刊誌第1号を出したのが、新潮社の「週刊新潮」です。新潮社が週刊誌の発行をしたのは1956年(昭和31年)が最初。
当時、そんな常識の中、冒険とも取られる発刊の理由を調べると、
「出版というものは、本来、机と電話があればできるといった小規模な事業である。しかし、規模の大きさがある程度を超えると、経営を安定させるためには、当たり外れがある不安定な単行本だけに頼っていられなくなり、どうしても恒常的に量産を続けられるものを出す必要に迫られてくる・・・・」(新潮八十年小史より)
そんな経営を安定させるために始めたのが新潮社だったのです。その当時の週刊新潮の編集方針は3つ。金銭欲、色欲、権力欲が基本となっていました。
※新潮社のサイトはコチラから
http://www.shinchosha.co.jp/
※出版科学研究所のサイトはコチラから
http://www.ajpea.or.jp/
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