このページは、書籍「ビジネスの“常識”を疑え!(遠藤 功 著)」から、教え学んだこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・ビジネスは所詮「うつろいごと」、はじめから唯一の正解などないのだ。だからこそ自分の頭で考えることが大切。
・私がそれでも学生に「本を読むな」と言うのは、時として知識や情報に引っ張られれてしまい、肝心の「自分の頭で考える」ということを忘れてしまいがちになるからである。
・急成長は企業にとって決して望ましいことではないとし、穏やかで継続的なプラトー(高原)型の成長こそが理想だとしている。
・規模の大きい企業が勝つ?
・多品種少量生産でも十分儲けることは可能である。(中略)たくさん揃えなければならなくなるので、製造コストが上がり利益が圧縮されるという点を指摘するばかりで、増えた分のコストを価格に転嫁するということを考えていない。
・先行者メリットは大きく後発は不利?
遅れて参入する場合はまず市場を俯瞰して、自分たちが有利に立てるポジショニングはどこか見定め、そこで徹底的に独自性を訴求し新しい価値をつくればいい。
・良い商品なら売れる?
売れる商品こそが良い商品ということに行き着くのである。
・POSデータを分析すれば、顧客の動向はつかめる?
POSデータはあくまで、現在の顧客層を対象にした実績管理であると理解しておくこと。
・POSより現場の自分の感覚を信じる
・POSデータの有用性は疑いようもない。だが、それは経営判断のためのひとつの指針にすぎないというのもまた事実なのである。
・少子化で子ども市場は縮小する?
シックスポケットという言葉をご存知だろうか。ひとりの子どもは両親と二組の祖父母を合わせて都合六つの財布をもつという意味だ。
・ベンチマーキングをすれば生産性は向上する?
セブンーイレブンの鈴木敏文会長は「他店見学厳禁」を社員に徹底しているのも、安易なベンチマーキングは百害あって一利なしであることを知っているからである。
・顧客への訪問数を減らすと売り上げは落ちる?
なぜそんなに売れたのか聞いたところ、売ることよりもお客様と話すことを第一に考えているという答えが返ってきた。さらに彼女はノルマとされている百五十では多すぎて十分なコミュニケーションがとれない、百二十件に減らしてもらえればもっと客単価が上げると訴えたのである。
(群馬ヤクルト販売)
・本当の実力というのはそうした地道な毎日の積み重ねの中で養われてのであって、転職したかたといって身につくものではないというわけだ。
●書籍「ビジネスの“常識”を疑え!」より
遠藤 功 著
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