このページは、書籍「日本でいちばん大切にしたい会社(坂本 光司 著)」から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・会社は経営者や株主のものではありません。その大小にかかわらず、従業員やその家族、顧客や地域社会など、その企業に直接かかわるすべての人々のものなのです。
・会社経営とは「五人に対する使命と責任」を果たすための活動
一、社員とその家族を幸せにする
二、外注先、下請企業の社員を幸せにする
三、顧客を幸せにする
四、地域社会を幸せにし、活性化させる
五、自然に生まれる株主の幸せ
・業績ではなく継続する会社をめざして
・中小企業にしかできないことがある
・誰でも何かの役に立ちたい
・幸福とは、
一、人に愛されること
二、人にほめられること
三、人の役に立つこと
四、人に必要とされること
(二、三、四)この三つの幸福は、働くことによって得られるのです。
・「社員の幸せのための経営」「戦わない経営」を貫き四八年間増収増益
伊那食品工業株式会社
「会社は社員の幸せのためにある」ことをモットー
今は会長になられた前社長の塚越廣さんは、「四八年間増収増益を続けている優良企業」という伊那食品工業の紹介のされ方は好きではないと言います。(中略)たまたまの結果にすぎないからだそうです。
※「伊那食品工業」のサイトはコチラから
http://www.kantenpp.co.jp/
・伊那食品工業の塚越会長は、これに基づいて三つの経営方針をつくったといいます。
「無理な成長は追わない」
「敵をつくらない」
「成長の種まきを怠らない」
「成長するのも利益を上げるのも、会社を継続されるためです。なぜ継続されるのかといえば、社員を幸せにするためです」
・保育園とか幼稚園の先生が、子どもを引率して、会社の敷地内の小高い丘で弁当箱を広げて食べていたりするのです。(伊那食品工業)
・公園に通学路・・・・・「これが会社の敷地なの?」(伊那食品工業)
・この会社の従業員はほとんど全員が車で出勤しますが、社員は「右折禁止」となっています。(伊那食品工業)
・塚越会長の座右の銘は、二宮尊徳の次のような言葉だそうです。
遠くをはかる者は富み
近くをはかる者は貧す
それ遠くをはかる者は百年のために杉苗を植う
まして春まきて秋実る物においてをや
故に富有り
近くをはかる者は
春植えて秋実る物をも尚遠しとして植えず
唯眼前の利に迷うてまかずして取り
植えずして刈り取る事のみ目につく
故に貧窮す。
・中村ブレイスでは、耳や鼻、指や腕、脚、さらには女性の乳房などの義肢装具を取り扱っています。
※「中村ブレイス」のサイトはコチラから
http://www.nakamura-brace.co.jp/
・その子が通常の勤務、つまり午前八時から午後五時まで働けるようになるまで、七年半かかったそうです。(中村ブレイス)
・北海道には約二七〇〇店舗の菓子、パン小売店があります。そのなかで、とくに私が大切にしたいと思っているのが「柳月(りゅうげつ)」です。
※「柳月」のサイトはコチラから
http://www.ryugetsu.co.jp/index.shtml
・十勝平野を擁する帯広は、大豆や麦といった材料や水の質などがよいそうです。
・自分たちが最低限の生活をして、あとは全部、開発のほうにまわす、ということをしていたそうです。(柳月)
・田村社長が口癖のように言うことが二つあります。
一つ目は「企業の目的は地域の人々を幸せにすることである」という信条です。
二つ目は、「あなたの会社がなかったら、お客様はほんとうに困りますか?」と、いつも自分自身に問いかけ、「わが社がなくなったらお客様が困るような会社をめざしたい」という願いです。
・教育も経営も基本は「感動」
・「あなたのお客さんでほんとうによかった」と言われる、光り輝く果物店
杉山フルーツ
六〇〇メートルほどの道の両端に店が並ぶ静岡県富士市の吉原商店街は、どこの町でもあるような普通の商店街です。
・杉山フルーツでは(仕入れで)一箱買ってくると、いったんバラして入れ直し、まがい物やいたんだものを排除して店頭に並べます。
・「果物がコミュニケーションになればいいなと思っているんです」(杉山フルーツ)
・商品の名前は「フルーツソムリエ、清がつくる生ゼリー」。
※「杉山フルーツ」のサイトはコチラから
http://www.sugikiyo.com/
・本書の執筆のきっかけは、親しい研究仲間でもある古田土公認会計士事務所(東京江戸川区)が毎年主催している「経営計画発表会」
※古田土公認会計士事務所のサイトはコチラから
http://www.kodato.com/index.html
●書籍「日本でいちばん大切にしたい会社」より
坂本 光司 著
¥1,470(税込)
あさ出版 (2008年3月初版)
amazonで詳細を見る
Copyright (C) 2003-2024 eパートナー All rights reserved.