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[ 図書館について ]

大学図書館の図書購入方法について

※書籍「変わる出版流通と図書館(尾下 千秋 著)」より


大学図書館の購入特質

・一般書の既刊書が主で、専門書
・毎月、手書きの注文書による発注
・学部、研究室の希望による購入
・図書装備は自館装備


大学図書館の対象資料・購入担当者・購入方法

購入担当者 : 図書館司書または事務
購入図書選定 : 学科担当、研修室教授
主な購入資料 : 既刊書
新刊・既刊の割合 : 既刊書 90%
購入資料の内容 : 一般書 学科の専門書 70%
購入方法 : リスト発注
購入時期 : 月に1回 予算額によっては週に1回(春と夏の休み除く)
装備の有無 : 自館装備が主流
コンピュータの導入 : 導入率は不明


図書館が選書する際の重要な要素

図書館が選書する場合、内容の抄録(しょうろく)や著者略歴が重要な判断材料になります。(中略)とくに、抄録は選書の際の重要な要素です。※抄録(しょうろく)とは、出版物や文献の内容要約のこと。


図書館が求める出版物

分野では、「参考図書」「料理」「洋裁」「手作り」「高齢者」「生き方の本」「住まいの入門書」「話題の本」「読物」「絵本」などが人気です。


出版のタイミングは、社会の出来事に合わせると良いでしょう。需要の多い季節物はとくにそうです。「クリスマス」「入学」「修学旅行」「節句」「七夕」「林間学校」「運動会」「遠足」ものなどはそれぞれ季節に合わせて作るべきです。夏休み用の本であれば六月に刊行されていなくては夏休みに利用できません。
    
                        
●書籍「変わる出版流通と図書館」より
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尾下 千秋 著
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