このページは、書籍「近代出版文化を切り開いた出版王国の光と影~博文館興亡六十年(田村 哲三 著)」から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・日本の近代出版文化の生みの親であり、出版王国といわれた博文館は、明治二〇年(一八八七)六月一五日、越後・長岡の人大橋佐平によって創業された。佐平五二歳のときである。
・日記は一度買うと毎年繰り返し買うことになるから当たり外れがない。
・とくに『懐中日記』は今もって発行されており、今年(二〇〇七年)で一一二年になる。日記という性格ながら最長命の出版物である。
・博文館の功績
一、博文館が出版ばかりでなく、用紙製本、印刷製本、販売機関もあわせて、一種のコングロマリット(複合企業体)を形成したこと。
・大橋図書館の蔵書は昭和三二年、三康図書館となって港区芝公園四-七-四の地にて閉館し現在にいたっている。
・『金色夜叉』には四人のモデルがいるといわれている。間貫一のモデルが巌谷小波。お宮が新太郎の後妻須磨子と川田綾子、富山唯継が大橋新太郎である。
・この広辞苑の旧版は、博文館から出版されていた。
●書籍「近代出版文化を切り開いた出版王国の光と影~博文館興亡六十年」より
田村 哲三 著
¥1,680(税込)
法学書院 (2007年11月初版)
amazonで詳細を見る
Copyright (C) 2003-2024 eパートナー All rights reserved.