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斎藤 美奈子 氏より (書籍「文章読本さん江」より)

このページは、書籍「文章読本さん江(斎藤 美奈子 著)」から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・近世の「読本=よみほん」が物語文学(「雨月物語」とか「南総里見八犬伝」とか)を指したのに対し、「読本=とくほん」がそれとは別の文脈で明治の初期にできたことばだ。


・文章読本界の御三家
谷崎潤一郎『文章読本』(中央公論社・一九三四/中公文庫・一九七五)
三島由紀夫『文章読本』(中央公論社・一九五九/中公文庫・一九七三)
清水幾太郎『論文の書き方』(岩波新書・一九五九)


・文章読本界の新御三家
本多勝一『日本語の作文技術』(朝日新聞社・一九七六/朝日文庫=改訂版・一九八二)
丸谷才一『文章読本』(中央公論社・一九七七/中公文庫・一九八〇)
井上ひさし『自家製 文章読本』(新潮社・一九八四/新潮文庫・一九八七)


・文章読本が説く五大心得
その1 わかりやすく書け
その2 短く書け
その3 書き出しに気を配れ
その4 起承転結にのっとって書け
その5 品位をもて


・文章読本が激する三大禁忌(きんき)
その1 新奇な語(新語・流行語・外来語など)を使うな
その2 紋切り型を使うな
その3 軽薄な表現はするな


・文章読本が推す三大修行法
その1 名文を読め
その2 好きな文章を書き写せ
その3 毎日書け


・感想文コンクールの事業を「考える読書」の運動ととらえています。本をただなんとなく読むのではなく、本を読むことで考え、考えることでさらに読みを深めることが、大切だと考えているからです。
     
             
●書籍「文章読本さん江」より
斎藤 美奈子 著
¥1,785(税込)
筑摩書房 (2002年2月初版)
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