このページは、書籍「虎屋~和菓子と歩んだ五百年(黒川 光博 著)」から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・虎屋には幸いにして菓子に関する古い歴史史料も多く残されています。江戸時代の古文書だけでも約八〇〇点ありますが、これは歴代当主が大切に保存してきた
・昆布が菓子として使われていたこと
・「菓子」という言葉には本来、果物や木の実という意味があり、古代ではこの方が一般的でした。
・一日一日が積み重なって一年、十年、百年そして四百年と御用を続けさせていただいてまいりました。
・和菓子の発展は、茶の湯との関係抜きで語れません。
・父の残した言葉に、「和菓子は五感の芸術である」というものがあります。和菓子にはまず形や目に映る美しさはある(視覚)。次に口に含んだ時のおいしさ(味覚)、そしてほのかな香り(嗅覚)と、手で触れ、楊枝で切る時の感じ(触覚)があるが、これらに加えてもう一つ、菓子の名前を耳に聞いて楽しむ「聴覚」がある、というのです。
●書籍「虎屋~和菓子と歩んだ五百年」より
黒川 光博 著
¥714
新潮社 (2005年8月初版)
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