このページは、セミナー「出版不況を切り開く経営手法を聞く(講師:株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン取締役社長 干場弓子 氏)」から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・ディスカヴァー・トゥエンティワンの読者層は20~40歳の若い働く男女中心
・ビジネス書、自己啓発書を中心に刊行
・直取引で業界2位
・出版点数 700冊 最近の年間点数 70~80冊
・取引書店数 4000店 上位20%で売上げ80%、上位35%で売上げ95%
※800店で売上げ80%、1400店で売上げ95%
・社員は30名位。営業は15名
・企画会議は編集も営業も一緒にやっている。週に1回、月に4回
・視点を変える 明日を変える
・柳原さんを通じてトーハン、日販でやっていた。
・新書版を1000円で出した。また、大きさは新書と同じだが“携書版”と呼んでいる。
・ビジネス書がエンターティメント化してきている。
・パブラインを見ていると傾向が変わってきた。
・不況になると「資格」もの※例として
・自己責任時代のビジネス自己啓発
成功→幸福
・本の売り方、売られ方 今昔
一、書評家(厳正批評家から、なれあい書評家に至るまでの数十名の評論家家郡)
二、大新聞(朝日、毎日、読売等)の学芸欄、書評欄
三、「日本読書新聞」、「図書新聞」、 「読書タイムズ」などの“今週のベストセラー”
四、週刊誌(週刊朝日、サンデー毎日、週刊サンケイ、週刊読売等)の書評欄
五、「出版ニュース」(旬刊)の“全国ベストセラー調査”
六、「日販通信」、「新刊月報」、「新刊ニュース」、「日教販通信」等、取次店のP・R機関誌。
七、「図書館雑誌」(日本図書館協会の機関誌)、「学校図書館」(全国学校図書館協議会の機関誌)、「私の本棚」(NHK読書委員会による企画放送)。
書籍「良書の選びかた(出口 一雄 著、1956年初版)」より
・ローソンは日販経由のみ
・08年7月24日 公正取引委員会 公開資料
新規参入の問題は書店というより,むしろ出版社の新規参入の方が問題としては大きく,また難しいと思います。私どもの取次への条件である卸正味は,定価の68.5%が雑誌で,一般書籍は一応69%,値段が高いのは70 や71%。新しい出版社は大体67%が普通で,さらに5%の戻しを要求されますので62%が現状です。取次会社への卸正味が70%に近い出版社があるのにも関わらず,新規出版社は62%から,更にひどいときは60%を切ることさえあると聞いております。
※『著作物再販協議会(第8回会合)議事録等の公表について』資料より
http://www.jftc.go.jp/pressrelease/08.july/080724.pdf
※公正取引委員会のサイトはコチラから
・『商売の原点 (鈴木 敏文著) 』のP.119~121ページ
●セミナー「ディスカヴァー・トゥエンティワン社長 干場弓子氏に『出版不況を切り開く経営手法を聞く』」より
講師:株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン取締役社長 干場弓子 氏
聞き手:出版文化国際交流会・理事(元小学館国際室長) 金平聖之助 氏
日時:2009年4月15日(水)
主催:出版ビジネススクール事務局
※出版ビジネススクールのサイトはコチラから
※干場弓子 (ほしば ゆみこ)氏 略歴
1955年、愛知県出身。77年、お茶の水女子大学教育学部卒業。世界文化社に入社し、女性誌「家庭画報」の編集などに携わる。1984年に出版社ディスカヴァー・トゥエンティワンの設立に参画、1985年から現職。
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