このページは、書籍『高校生が感動した「論語」(佐久 協 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・日本語の「まなぶ」は「まねぶ」=真似るをするに由来するという。
・過去をよく学び、その上で新しい知識をつけ加える。
・人間の心は、詩によって揺り起こされ、礼によって形造られ、最終的には音楽によって円やかに完成するもんなんだよ。
・弟子の顔回が「仁とはどういうことですか」と訊いたので、「私利私欲に打ち勝って公共の福祉に寄与することだ。たった一人の人間が一日でもそれを実践したなら、やがては世の中に仁が行き渡るようになるんだよ。つまり仁の広がりは個々人のやる気に掛かっているのであって、他人事ではないのさ」と答えたんだ。
・他人が自分を認めてくれないと嘆く者は多いが、自分が周りにいる他人の才能や長所に気づかないことを嘆くのが先だろう。他人の才能に気づく能力を身につけてみなよ、そんな人物を世間が放っておくと思うかね。
・孔子にとって「心」と「言葉」と「行動」は三位一体の切り離せないものであり、とりわけ「心」が肝心だった。「心」は外から窺けない(のぞけない)。だからこそ「心」を磨き鍛えることが最重要課題とされているのだ。三者をいかに過不足なく一体化させるか、孔子は終生その問題を追及している。
・『論語』は、秦の始皇帝の「焚書坑儒」の時代に、難を避けて孔家の屋敷の土堀の中に塗り込まれたという。
●書籍『高校生が感動した「論語」』より
佐久 協 著
祥伝社 (2006年6月初版)
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