このページは、書籍「読書世論調査 2009年版(毎日新聞社 著)」から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・「読書世論調査」は終戦間もない1947(昭和22)、第1回の読書週間を飾るイベントとして始まり、今回で62回を数えました。
・読書の大切さ
「本を読むことは大切だと思うか」という問いには63%が「大切だ」と答え、「ある程度大切だ」(32%)と合わせると全体の95%に達した。同じ質問を10年前の98年調査の回答は(中略)読書の重要性に対する認識は変わっていない。
・本を読まない理由
インターネットやゲームの方が面白い 5%
テレビの方が面白い 17%
雑誌や漫画の方が面白い 9%
活字が好きではない 9%
読みたい本がない 5%
本を買う経済的余裕がない 3%
忙しくて読む時間がない 25%
本を読まなくても生活に不自由しない 24%
その他 14%
・読み終わった後どうするか
【1998年】 【2008年】
自宅に保管する 62% 72%
捨てる 23% 9%
施設や知人に譲る 4% 4%
古本屋などに売る 2% 9%
・本購入のきっかけ
書籍を購入する主なきっかけを三つまで挙げてもらった。最も多かったのは「書店でタイトルや帯、POP(推薦文を書いたミニ広告)を見て」の39%。次いで「好きな著者」36%、「新聞などの広告」35%、「新聞などの書評」24%、「映画やテレビ」19%、「家族や友人らの薦め」19%、「ベストセラーランキング」16%、「よく読まれている本だから」14%、「口コミ」14%、「電車内の中づり広告」4%----と続いた。
・インターネットで本を購入した理由
欲しい本が書店にない 35%
欲しい本が簡単に探せる 28%
いつでも注文できる 21%
自宅や職場に配達してもらえる 15%
近所に書店がない 2%
無回答 1%
・書店や出版社に望むこと(二つまでの複数回答)
新刊本の品ぞろえ 30%
以前話題になった本の品ぞろえ 25%
専門書の品ぞろえ 27%
欲しい本が早く手に入るシステムの確立 37%
名著などの復刊 16%
電子本の充実 5%
オンデマンド出版の拡大 8%
・公共図書館の利用状況
30代と40代は、図書館で読む本のジャンルで「暮らし・料理・育児」が占める割合が他の年代に比べて約10ポイント高い。家庭で子育てをしている主婦層の利用が数値を押し上げているとみられる。
・図書館で読む本のジャンル
図書館で読んだジャンル(複数回答)では、1位は「趣味・スポーツ」で52%。「小説」48%、「暮らし・料理・育児」45%がそれに続いた。
・新書を読む理由
安価だから 8%
持ち歩きに便利だから 10%
内容が豊富だから 14%
タイムリーな内容が多いから 13%
さまざまなジャンルの著者が多いから 14%
好きな作家の最新作が読めるから 11%
書店で目に付くから 26%
無回答 5%
●書籍「読書世論調査 2009年版」より
読書世論調査 2009年版
発行:毎日新聞東京本社広告局
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