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[ 出版業界について ]

“出版不況”負のスパイラルとは

経済産業省が発行する『出版産業の現状と課題』資料があります。その中に、出版不況の負のスパイラルについて書かれたところをご紹介いたします。
 

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出版不況の負のスパイラル

売上高確保のための出版点数増加は、結果として書店の書棚収容量の飽和、返品増加、出版物の短命化、読書機会の喪失、市場の低迷と悪循環に陥った負のスパイラルを誘引。

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出版不況の要因

出版不況の要因として、消費需要低迷、少子高齢化による潜在的読者減少のほか、
・読書離れ、万引問題、
・書籍購入費減少(インターネット、携帯電話による通信費用の増加、情報摂取方法の多様化)
・蔵書欲の減退(読書スタイルの変化)
・新古書店、マンガ喫茶などの二次流通市場の出現
・図書館における新刊本の購入・閲覧利用の増加、
など、構造不況が指摘されている。


既存書店が新規出店数を上回る勢いで転廃業しており、書店数は現象の一途。中小書店の転廃業は、大型書店、郊外型書店との競合によるものが多い。


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※経済産業省商務情報政策局、『出版産業の現状と課題』より
平成15年7月
http://www.meti.go.jp/policy/media_contents/downloadfiles/kobetsugenjyokadai/syuppan200307.pdf
※↑経済産業省のサイトより『出版産業の現状と課題』PDFファイルが開きます。