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編集の“技”で1982年ベストセラー入りした本があります。『日本国憲法(写楽編集部、小学館 刊)』です。この年のベストセラーを見ると、いわゆるタレント本が売れていた年でした。
『プロ野球を10倍楽しく見る方法(江本孟紀 著、ベストセラーズ 刊)』
『窓ぎわのトットちゃん(黒柳徹子 著、講談社 刊)』
『気くばりのすすめ(鈴木健二 著、講談社 刊)』
『積木くずし(穂積隆信 著、桐原書店 刊)』 などです。
その中で、『日本国憲法(写楽編集部、小学館 刊)』は際立った存在であります。なぜ、この憲法を紹介した書籍が売れたのか、書籍『出版メディア入門(川井 良介 編集)』より、学んでみたいと思います。
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書籍『出版メディア入門(川井 良介 編集)』より
◆・・・・・・ベストセラー『日本国憲法』
本文は一切の解説、解題はつけず、本来の憲法にはない総ルビがふられている。憲法そのものを誰でもが楽しく読めるように、大きな活字と写真29枚を使った編集方針が注目された。いわば編集の“技”だけで日本国憲法を読むブームを作ったということでも、記憶しておきたい出版界の出来事である。
書籍『出版メディア入門』より
川井 良介 編集
日本評論社 (2006年9月初版)
※amazonで詳細を見る
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※参考:1982年 ベストセラー10 (昭和57年)
http://www.1book.co.jp/001361.html
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