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新書という言葉を作り、小さく軽く持ち運びに便利で低価格なものを普及させたのが岩波書店です。その岩波新書の装丁色は現在、赤色です。
しかし、過去の岩波新書を見ると、赤色→青色→黄色→赤色となっています。書籍『編集者(川上 隆志 著)』より、どのように辿ってきたか学んでみたいと思います。
--------- 書籍『編集者(川上 隆志 著)』より -------------------------------------
岩波新書はすでに歴史を背負ってきた一つのメディアとして存在している。戦前に出たいわゆる「旧赤版』と言われるものは約一〇〇点ある。戦後には「青版」新書というものができて、それは一〇〇〇点ある。
その後「青版」が一〇〇〇点になったのを期に、「黄版」は、ちょっと中途半端な数字だが三九六点、一一年間出た。そして、その後一九八八年からは「新赤版」になり、それが二〇〇六年四月に一〇〇〇点を迎えたのを期に、新装赤版としてリニューアルをした。
▼書籍『編集者』より
川上 隆志 著
千倉書房 (2006年9月初版)
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