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[ 本について ]

雑誌に表示されている“月数や号数”は、なぜ、先の表示なの?

雑誌に表示されている“月数や号数”は、発売日より先の日付が表示されています。なぜ、先の日付が表示されているでしょうか。


例えば、月刊誌であれば7月に「9月号」が発売されていたり、週刊誌であれば7月1日にも関わらず、7/16発売号として売っていたりします。


書籍『雑誌出版ガイドブック(橋本 健午 著)』より、その理由を学んでみたいと思います。
 

----- 書籍『雑誌出版ガイドブック(橋本 健午 著)』より ------------


先付けされる〈月・号〉表示


雑誌は毎日発行される新聞とちがって、次号が出るまでの一定の期間店頭に陳列されるため、発行日と購入日の差で、〈鮮度〉の問題が出たり、遠隔地では、週刊誌などの発売日が首都圏と比べ2、3日遅れるなどの理由で、このようなルールができたのである。


現在では次のようなルールで表示が行なわれている。


1)週刊誌  発売日から15日先までの月日
2)旬刊誌・遠週刊誌・月2回刊誌  発売日から1ヵ月先までの月日(月・旬)
3)月刊誌・隔月刊誌  発売日から40日先までの月号
4)季刊誌  発行期間を示す季節(その季節を表す文字)
5)増刊号  発売日から〈40日先まで〉の月/日号、もしくは月号。ただし、月刊誌・隔月刊誌・季刊誌の増刊は本誌に準じる  

             
●書籍『雑誌出版ガイドブック』より
橋本 健午 著
日本エディタースクール出版部 (2000年4月初版)
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