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昨今、雑誌の売上げが減少し歯止めがかからない状況です。そんな中、宣伝費ほぼゼロ、返品ほぼゼロで毎月 68万もの部数を出している雑誌があります。それが、
社団法人家の光協会(以下、家の光協会)の『家の光』です。毎月の販売部数がこれほど安定している大衆雑誌というのも世界で見ても少ないのではないでしょうか。
家の光協会は、全国各町村の産業組合の指導機関として大きな力を持っています。JAグループの一員として大正 14年 5月に『家の光』を創刊。農家の主婦層をターゲットとした総合家庭雑誌です。600円(税込)。
雑誌『家の光』の流通経路は、末端の組合に流して、その組合から各組合員の家庭に届くような流れになっています。
特に、『家の光』の雑誌代金は組合の帳簿の上で清算される仕組みです。要するに、書店で雑誌を買うのと違って現金を出す必要がなく、後ほど自動的に清算されるというわけです。
雑誌の内容が良く支持されているということもそうですが、配達までしてくれ、その場で現金の必要もないというビジネスモデルが大きく販売部数を伸ばす要因になっています。
※現在の部数は以下、家の光協会のサイトで参照できます。
http://www.ienohikari.net/hikari/hikari_donna.html
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