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全国で本を購入している金額が多いのが東京です。つまり、1人当たり年間購入額(円)のことです。そして年間購入額が2番目に多い都道府県が“京都”です。
※参考:都道府県別 本の推定販売額
↑弊社「日本著者販促センター」のサイトにリンクします。
では、京都には、なぜ、本を読む人が多いのでしょうか?2冊の書籍からその理由を学んでみたいと思います。
----------- 書籍『日本出版販売史(橋本 求 著)』より --------------------------
徳川時代に至って政治の中心は江戸に移ったとはいえ、京都はなお僧侶、学者、公卿など知識人の集合地だったから、出版業はどこよりも早くこの地に発達した。
家康の出版奨励政策もてつだって、儒書、仏書などがとくに賑々しく板行されたことは、貞享、元禄の頃の書籍目録をのぞいていてもうかがわえる。(中略)
京都にはまた、以上述べた仏書、美術書のような、古い文化の伝統に根ざした出版のほかに、京都大学、同志社大学、立命館大学、さらに関西大学、関西学院大学、奈良教育大学をふくめた学識の府であることをバックとした出版も、東京のそれに対抗する一勢力たる地歩を占めてきた。
●書籍『日本出版販売史』より
橋本 求 著
講談社 (1964年1月初版)
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-----------↓↓↓ 書籍『本の小事典(江守 賢治 著)』より ↓↓↓---------------
≪わが国における出版業の歴史≫
わが国では、平安末期ごろから本格的な印刷が起り、出版が行われ始めたが、それらは、すべて京都・奈良・高野山などにある寺院が中心となっていた。
●書籍『本の小事典』より
江守 賢治 著
明治図書出版 刊(昭和30年6月初版)
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