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昨今は出版の敷居が低くなり、誰でも本を書く著者になれるようになってきました。ただ、その半面、そのジャンルの傾向や現状などよく知らないで本を書く人も増えてきたのも実情です。
本を書くことは表現の自由でありますが、読者を無視した本は支持、共感にはつながりません。
アメリカで活躍するベストセラー作家、ディーン・R. クーンツ氏は、出版産業がどう動いているかを学ぶことが大切だと説いています。書籍『ベストセラー小説の書き方』より紹介したいと思います。
----- 書籍『ベストセラー小説の書き方(ディーン・R. クーンツ 著)』より ----------
出版産業がどう動いているかを学び、その表も裏も知りつくしたほうがよい。本を愛する者にはこれはつらいことではないはずだ。生産と販売の技術面を詳しく知ることは、創造的な、芸術的な面を知るのと同じくらいおもしろいものだ。
自分の芸術を大切にしたいなら、その芸術が人びとの手に渡るまでの過程をも大切にしなければならない。出版界の変化に敏感になり、変化を活用する方法をさとれば、ビジネスマンとしても、芸術家としても、成功するチャンスはますます大きくなる。
●書籍『ベストセラー小説の書き方』より
ディーン・R. クーンツ 著
大出 健 翻訳
朝日新聞社 (1996年7月初版)
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