このページは、書籍『任天堂 ~“驚き”を生む方程式(井上 理 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・約3800人いる連結の従業員数1人あたりの売上高は約4.4億円、営業利益は約1.3億円。収益のほとんどを稼ぐ単体の従業員数で計算すると、その数字は売上高が約11億円。営業利益が約3.3億円に跳ね上げる。
・「性能を追わない」「お母さんに嫌われない」
・「私の名刺には、社長と書いていますが、(中略)頭の中はゲーム開発者です。でも、(中略)心はゲーマー(ゲームファン)です」
・宮本は、納得ができない商品として世の出すことが、ただ耐えられないのである。
・おそらく、上場企業の決算説明会資料に載るグラフの数は、任天堂が一番だろう。
・ゲーム人口拡大という目標に向けて、岩田は禁欲的に仕事をした。
・嫌な思いをさせたらお客さんに二度と振り向いてもらえない
・「子供が貼ったシールがそのまま新品について送られてきた」という写真付きの報告が多数あり、ネット上では感動を呼ぶエピソードとして話題になっている。※修理を出して新しいものに交換したにも関わらず。
・『横井軍平ゲーム館』(横井軍平著、牧野武文インタビュー・構成、アスキー刊)で、こんな告白をしている。
私は電子工学専攻ですから、一応電子的なものをやらないと格好がつかないなと思ったけど、あまり難しいことはできないんでね。たまたま、テスターの抵抗レンジで遊んでいると、どうも人間の体を電気が流れているらしい。これを女の子の手を握る手段として使えないか、というのがラブテスターの発想です。(中略)私自身もラブテスターを使って、ずいぶん女性の手を握りましたよ。まぁ、そのうちそんなんじゃ物足りなくなってきましたけど(笑)。
・性能よりも「面白さ」や「驚き」を追求する
・医療分野の人たちと話す機会があった。そうしたら、リハビリなどの世界にゲームの要素を入れると非常にいいという話が出たんです。
・山内は岩田という自身とは対極のスタイルの後継者を見出し、経営スタイルの変更という大仕事を託した
・ソニーやマイクロソフト、あるいはアップルが敵なのではない。最も恐れるべき敵は、飽きであることを、岩田は自覚している。自らが生んだ過去の驚きが、次なる敵となることを。
●書籍『任天堂 ~“驚き”を生む方程式』より
井上 理(いのうえ おさむ) 著
日本経済新聞出版社 (2009年5月初版)
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