このページは、書籍『広告論講義(天野 祐吉 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・広告が売るのは、基本的にイメージです。
・求む男子。至難の旅。僅かな報酬。厳冬。暗闇の長い日々。絶えざる危険。生還の保証なし。成功の暁には名誉と賞賛を得る-----アーネスト・シャクルトン
これを書いたシャクルトンという人は、南極探検で有名なイギリスの冒険家で、この広告を書いた一九〇〇年には、まだ二〇代半ばの青年です。
・時速六〇マイルで走るとき、このロールスロイスから聞こえるいちばん大きな音は、クルマのなかの電気時計の音です。
・ところが、実はシャクルトンは、こんな広告を書いたことはないらしい。
・どうして月に顔を描いたのかというと、この石鹸は顔を洗える石鹸、つまり、“顔石鹸”であるというところからきているらしい。
・商標は“信用”を広告する、“権威”を広告する、それによって他との差異化を果たす
・草森紳一さんの『絶対の宣伝』(全四巻、番町書房)がたいへん面白い。
・“単純化と反復”-----これこそが大衆説得のコツだということを、彼は知り抜いてしゃべっているんですね。※彼とは、ヒトラーのこと
・フォルクスワーゲンの広告「小さいことはいいことだ」(1962年)
・開高健さんや山口瞳さんたちが書いた広告コピーのどれを見ても、「商品をダシにして己れを語る」という手法は一環しています。
・新聞のニュースは、基本的に“結果報道”です。
・この一〇〇年どころか、一〇〇〇年前から、いや、もっと大昔から広告は何ひとつ変わっていないし、これからも変わらないだろう。
・「電子技術が進めば進むほど、社会の原始化が進んでいく」とマクルーハンは言いました
●書籍『広告論講義』より
天野 祐吉 著
岩波書店 (2002年8月初版)
※amazonで詳細を見る
Copyright (C) 2003-2024 eパートナー All rights reserved.