このページは、書籍『商売の原点(鈴木 敏文 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・スポーツの世界であろうと商売の世界であろうと、基礎体力や基本のできていないところに応用技はありえません。
・会社が大きくなればなるほど、経験を積めば積むほど、仕事に慣れれば慣れるほど、基本がおろそかになりがちです。基本の徹底以外に、仕事を成功させる方法はないということを、一人ひとりが自分の心の中にたたき込む必要があります。
・質の追求を、その構成要素の一つひとつについて子細にやっていけば、競合の中で売上げが急激に下がるということはないはずです。
・ただ売れ筋をどんどん投入していけばいいというものではありません。まず死に筋商品を除くことがかんじんで、そのためには、単品管理という基本をこまめに実践していくほかはないのです。
・消費は心理学で考える
・人間というのは、最初に食べておいしいと思っても、同じようなものが続けば、必ず飽きがきます。
・日本人は自宅の冷蔵庫に三日間置いておくのと、店の冷蔵庫に三日間あるのとでは、店の冷蔵庫にあるほうが鮮度がいいと考えるようです。心理的に、店で買ってもないもののほうが新鮮だと思ってしまう傾向が強い。これは理屈ではなく、なんとなくそういうことを習慣としてもっているのです。
・商品表示もお客様の立場で
・お客様は味に対して敏感です。われわれがまずいと思っても、売れているんだから、それでいいじゃないか----えてしてそんなふうに考えがちですが、そういうものが売れているからよけいに怖いのです。歴史の長い老舗ほど、信用を大切にします。言い換えれば、お客様を裏切ることなく、ずっと信頼されてきたから、その店は長く続いてきたのです。
・競合によって、私たちは成長の大きなチャンスを得られたことになるます。
・実態が伴わない宣伝は無意味
・人の心を動かすには
私自身、何度も同じ話を繰り返しています。それは、一回言ったくらいではなかなかわかってもらえないからです。
・仕事と人格とは別の問題です。切り離して考えなければなりません。
・教育マニュアルは必要ない
・教育はテクニックではありません。自分が率先して垂範していかなければ、本当の教育にはなりえません。
・一歩一歩、地道な努力を積み重ねていけば、必ず結果は出ます。
●書籍『商売の原点』より
鈴木 敏文 著
講談社 (2003年11月初版/22)
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