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編集長は多くの原稿を読みます。そんなことから、良い原稿かどうか瞬時に判断をしています。では、具体的にどのような箇所を見て良い原稿かどうかの判断しているのでしょうか。雑誌『PHPスペシャル』と『PHPカラット』の編集長、大谷泰志氏から教わってみたいと思います。
作家から来た一枚目を重点的に見る。
◎適度に改行があるか。
◎書き出しに魅力があるか。「おやっ」思うものがあるか。
よく教わったのは「動きから入れ」。
赤川次郎さんは会話文から入る。「おやっ」と引き込む。
◎一文が短いか
◎句読点、ほどよく点が打たれているか
◎入稿スタイルは大切。縦書き、横書きか。
媒体が縦の文章には縦書きで入稿するのがマナー。
・依頼趣旨に沿っているか
・差別表現はないか
・実用は使えるかが第一。読んでその通りにやってみる。やれなければ、あるいはやりにければ原稿が悪い。
・色や匂い、香り、音を書かれていれば、なお良い。つまり、五感に訴える。
例:大根を切る → 大根をトントンと切る。 ※花森 安治 氏
・体感表現があると良い
例:新居は駅から500メートル ×
新居は駅から歩いて5分 ○
※セミナー「いい原稿、悪い原稿の見分け方」より
開催日時 : 2009年9月17日(木)18時30分~20時30分
講 師 : 大谷 泰志氏(PHP研究所 生活文化出版部 編集長)
主 催 : 日本編集制作協会(AJEC)
・http://www.ajec.or.jp/
↑日本編集制作協会のWebサイトにリンクします。
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