このページは、書籍『人の心を動かす文章術(樋口 裕一 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・文章を書くのはテクニックである
・文章を読むだけでは読解力はつかず、言語の操作能力は身につかない。
・自分で書いてこそ文章を理解できるようになる。
・人間は言語で思考する。
・文章というのは自分のなかで完結するものではない。あくまで読み手に対して呼びかけるものだ。
・文章を書くということは、事実をありのままに書くのではなく、すでに起こっていながら、まだ事実として定着していないことを定着させる作業なのだ。
・道徳的にしない
「思いやりが大事だと感じた」「これからは、もっと他人のことを考えようと思った」などといった言葉を最後に加えている文章によくお目にかかる。
だが、これほどつまらない文章はないと私は思う。
・まず、みんながどう考えるか想定して、それを否定できないか考えてみる。いいかえれば、ひねくれて世の中を見てみるということだ。
・書くという行為は、そもそも人とちがう考えを見つけだす行為なのだ。
・型というのは、誰でもそれなりに書けるための便利な道具といってもよい。
・読み手に発見させるように書く
・表現の工夫で面白さがアップする
・特定の人の呼びかけるときには敬体(※です・ますのこと)を用い、不特定の人物に対して公的に書くときには常体(※だ・であるのこと)を用いるというのが原則だ。したがって、手紙などは敬体で書き、エッセイや小論文などは常体で書くのが一般的だ。ただし、もちろん、そのかぎりではない。
・リズムよくするテクニック
*一つの文を短くする
*対句を用いる
(中略)「デパートに行った」と書かず「デパートに行き、専門店を見てまわった」などと書く。このように、「二拍子」にして並べて書くと、口調がよくなり、リズミカルになる。
*文末を多様にする
*盛り上げる言葉を加える
・漢字・カタカナなどの使い分けで雰囲気を変える
・文章を書き終わったら、推敲するのが原則だ。
●書籍『人の心を動かす文章術』より
樋口 裕一 著
草思社 (2004年3月初版)
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