このページは、書籍『メガヒットの「からくり」(安部 徹也 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・「戦略とは目標を達成するための方法を考えること」、そして「戦術とは目標を達成するための具体的な方法」
・成功の秘訣は「敵を知り己を知ること」
・一般的にマーケティング戦略は決まったプロセスに則って構築されることになります。それが「R-STP-4P」というプロセスです。(中略)“R”はリサーチ、“S”はセグメンテーション、“T”はターゲティング、“P”はポジショニングで、4Pはプロダクト、プライス、プロモーション、プレイス
・ミクロ環境の分析フレームワークとして代表的なものに「3C分析」があります。3C分析とは自社を取り巻く環境を、customer(顧客)、competitor合(競合企業)、company(自社)という3つの観点から分析していく手法です。
・現代のビジネスマンは8割が朝型生活を希望しており、朝の必需品は「ネット」「メール」「缶コーヒー」という現代のビジネスマンの新しい三種の神器ガ判明しました。
・花王の開発した夜用洗剤『スタイルフィット』。(中略)働く女性の約40%が夜に洗濯しているという事実が明らかになった。
・集英社文庫が新装丁で『人間失格』を出版(中略)この小畑氏のイラストを採用することにより『DEATH NOTE』のファン層が書店の店頭でその装丁を見るや、小畑氏の新作ではないかと意識を持って手にすることで、これまでのあまり古典文学に親しみのなかった若者層が購入したということなのです。
・『カラマーゾフの兄弟』は現在人でもすんなりと理解できる新訳を施し、より多くの人に適した作品に改良を行ったことがヒットに繋がったというわけです。
・任天堂が次に投入した次世代ゲーム機WiiにおいてもDSと同じくこれまでゲームに慣れ親しんでこなかった層をいかに取り組むかを真剣に考えた新製品開発を行っています。
・Wiiの爆発的なヒットを紐解く鍵は「顧客は実のところ商品やサービスそのものを買っているわけではない」というところにあります。
・あなたはコンピュータという製品を利用することによって得られるベネフィットを望んでいる
・『オトコ香る。』
・購買消費層は時間の経過とともに変化する
イノベーター 2.5%
オピニオンリーダー 13.5%
アーリマジョリティ 34.0%
レイトマジョリティ 34.0%
ラガード 16%
・2007年にネピアブランドでお馴染みの王子ネピアが開発した究極の超高級ティッシュが大ヒットを記録しました。それはなんと2箱セットで3000円という今までに聞いたこともないような価格の超高級ティッシュ!
・とある場所に缶コーヒーが1本10円で売られている自動販売機が設置されています。(中略)全国になんと3万台以上設置されていることがわかりました。(中略)そのカラクリとは賞味期限にありました。実はこの10円コーヒーの賞味期限は残り2日しかないのです。
・たとえば、賞味期限が3ヶ月を切ると缶コーヒーの仕入れ値は1本25円になります。
・これまで自動販売機で買っていた愛煙家がコンビニで流れ、コンビニ各社はタスポ特需を謳歌している
・通常私達はインターネットショッピングをする際の心理的なハードルとして、送料と配送期間があります。やはり、商品代金以外にコストがかかるのは抵抗がありますし、買ったものはすぐにでも手にしたいと感じるのが消費者の一般的な心理だからです。
・ブランド化の最初の一歩は消費者に商品を知ってもらうことです。
●書籍『メガヒットの「からくり」~実例で読み解く発想法とテクニック』より
安部 徹也 著
角川SSコミュニケーションズ (2008年11月初版)
※amazonで詳細を見る
Copyright (C) 2003-2024 eパートナー All rights reserved.