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篠崎 俊夫 氏(書籍『議会答弁心得帖』より)

このページは、書籍『議会答弁心得帖(篠崎 俊夫 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。

・日本の四季は、移り変わりが激しいので、日本人は、繊細な季節感覚と、美しい自然に敏感に順応する心とを自然に持つようになり、移ろいゆく自然の美にはかなさを覚えながら、、何千年も生きて来たのである。


・理屈よりも、感情に走りやすい人間である


・十を知って、一を知らざるごとくせよ


・国会における大蔵大臣の答弁の中から、論点をぼかし、論理的でなく、しかも非論理的でもない名答弁の見本みたないものを紹介しよう。
「インフレであるとのご断定でありましたが、政府と致しましては、現段階では、必ずしもインフレであるとは考えていないでありますが、インフレとなる心配もないわけではないのでありまして、その点につきましては、十分の対策を立てまして、善処したい所存であります」


・「貴意に添うことはなかなか難しいのでないかと思いますが、できるだけ一生懸命努力致します」と言えば、もっともっと感じのよい答弁になるのである。


・「から」という接続詞は議会答弁の用語としては不要である


・元禄時代には、イギリスのロンドンでさえも人口は五十万人ぐらいしかいなかったのに、江戸はすでに人口百万人の世界第一の大都会であった。


・①ご質問のご趣旨はまことにごもっともでございます。
②いろいろご教示を頂きまして、まことにありがとうございました。
③貴重なご意見を頂き、本当に参考になりました。
④傾聴に値するご校閲を拝聴いたしまして、本当にありがとうございました。
⑤含蓄のあるご意見をご教示下さいまして、心からお礼申し上げます。
⑥示唆に富んだご高説を拝聴いたしまして、大変参考になりました。


・議会答弁の場合には、「枕詩-中身-落ち」


・職員を指揮監督すべき立場にある上司が、このように部下職員の不始末を問い詰められたときに使う言葉は、日本では昔から、いつも次のように決まっている。
「まだ報国は受けておりませんが、事実とすればまことに遺憾です。さっそく調査しまして、善処いたします」


・同じ言葉が、人によって高くも低くもある。言葉を用いるは人の見識次第である


●書籍『議会答弁心得帖』より
篠崎 俊夫 著
ぎょうせい (1984年10月初版)
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