このページは、出版セミナー押鐘 冨士雄男 氏の『「出版界不況」を打破するヒント』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・会社が“必ず”利益を上げる10の方法
----「即効」3つ、「ほどなく」7つ----
まず1番目は、仕事のできる、信頼に値する幹部社員がいたならば、ドラスチックに月給を上げること。(中略)
2番目の利益を生む簡単な方法は、これも我が社の体験を通じて言っておりますが、定価に対して少し挑戦してみたらどうか。つまり、定価を上げるということであります。(中略)
それから3番目でありますが、きょうは電通さんの局長もいらっしゃるようで、少し話しにくいのですが、広告には気をつけた方がいいというのが私の持論であります。
・体を張っているかどうか。(中略)1984年から十五年連続で3,400軒の全国の有力書店を回っています。今でも3月、4月、5月の水、木、金あたりで訪問をしているわけですが、やっぱり率先垂範するということは、何らかの効果が出てくるだろうと思っております。(中略)
ふたつ目は、2年、3年と利益を出せない、実績を残せない社長は退陣すべきであると思います。(中略)
3番目は、社長でも、部長でも、社外に、必ず同業者の強力なライバルを持つこと。(中略)
4番目は、徹底して人真似をするということ。(中略)
5番目は、やっぱり仕事のできる社員、期待する社員、信頼できる社員に対しては、喜びや価値観をなるべく共有したいと思うことです。(中略)
会社が利益を上げる方法は、売れると判断した本に対しては思い切って刷るのは肝心だろうと思います。(中略)
もう1つは、馬鹿と付き合うな、特に馬鹿とは二次会に行くな、ということです。
・ものごとをつくろうと思うときに、次ができるまで前のをとっておくのではなくて、とりあえず捨てろ。人間には英知がある。したがって捨ててしまえば何か考えるのである
・実は本多静六著『わが処世の秘訣』というのは、私の人生を決めた1冊であります
・(※1998年)10月27日に放映されたNHK・クローズアップ現代『どうすれば本が売れるの』
※詳細は以下、NHKサイトで見れます。
http://archives.nhk.or.jp/chronicle/B10001200999810270130133/
●出版セミナー『「出版界不況」を打破するヒント』より
三笠書房 押鐘冨士雄
平成10年(1998年)11月25日初版
主催:全国出版協会・出版科学研究所
http://www.ajpea.or.jp/
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